技術的問題もあるのですが、解決するための(主に作業に慣れる)時間が確保出来次第ということで...春の入学シーズンに合わせる形で良いかな、と
さて今回はネットランナーを始めて最初に立ちそびえる難関、カードタイプの詳細について解説したいと思います
ゲームを攻略する前に、全体像を把握するためにサブタイプについて知っておくと、カードを読みやすく整理して覚えやすいでしょう
サブタイプはカードタイプの右側にある補足的なタイプの記述です。ネットランナーはサブタイプによるカードサイクルの分類が行われているため、カードの役割をサブタイプだけで半分ぐらい判別することができます
現状74のサブタイプがあり、最大4つのサブタイプが付いているカードがあります
カッコ内はカードの日本語訳のものではなく意味を説明するためのものですので、ご注意下さい
Corpサイド
Corpには43のサブタイプがありますICEの主要なサブタイプ(Sentry/Code Gate/Barrier)
Sentry/Code Gate/BarrierはCorpのICEのサブタイプで、多くのケースで3つどれかに当てはまります(例外もあります)Sentry(番人、護衛): 役割は止めることよりも、侵入を面倒にし、嫌がらせをすることになります。クレジットを奪ったり、タグやダメージを与えたりすることが主な機能となります
Code Gate(暗証番号型セキュリティーロック): きちんと解除しないと侵入できなかったり、警報が鳴ります。機能としては続くICEにサブルーチンを付加したりして、最後に"End the run"とすることです
Barrier(防御壁、バリア): 役割は止めること。複数の"End the run"を持つカードが多いのも特徴です
全体ではSentry > Code Gate > Barrierの順でカードの種類が多いですが、ゲーム的にはBarrierが中心的な存在であると思います
ICEの機能を表すサブタイプ(Tracer/AP/Bioroid/Destroyer/Psi)
Tracer(追跡者): traceを持つICEに付きます。ICEブレイカーが無くてもクレジットで解決できると見るか、資金差によって問答無用にペナルティを与えると見るか、視点や状況によって価値が変わりますAP(Anti Personnel/対人用): ネット/ミート/ブレイン ダメージを与えるICEに付きます。当たると痛いのでDeus Xなどの対策カードを入れましょう
Bioroid(バイオロイド/人型ロボット): クリックを消費することでサブルーチンを解除できるICEに付きます。手間を惜しまなければ解除できるという、ターミネーター他映画でお馴染みの「ICチップを抜けば何てことはない」という世界なのでしょうかね?
Destroyer(破壊する者): プログラム破壊を持つICEに付きます。空手で挑めば怖くなく、準備しているとすごく痛い効果ですね。プログラムは記載が無ければ、Corp側が選択します
Psi(Pounds per Square Inch/秤): 数当てゲーム!単に当てるだけでなくクレジットを消費してしまうことから、選択肢に偏りがある頭脳戦となります。カイジでも読んでイメトレしましょう!?
特殊なICEを表すサブタイプ(Illicit/Trap/Mythic)
Illicit(違法): rezしたときにbad publicity(悪評)がCorpに付くICEです。低コストなのに異様に強いICEが出現します。ただしデメリットが大きいので長期戦も乱発も向いてはいませんTrap(罠): 汎用ICEブレイカーでなければ解除できないICEで、一回限り効果を発揮するものです。2度罠に引っかかることはありませんよね?
Mythic(神話): 汎用ICEブレイカーでなければ解除できないICEで、他にはない奇妙な動作をするカードに付きます。神話では何でも許されます
機能を表すサブタイプ(Transaction/Gray Ops/Black Ops)
Transaction(取引): クレジットを得るカードに付きます。この世界の企業は取引で損失を出すことはないようですね:-)Gray Ops(非道徳活動): 嫌がらせレベルの仕返しを与えるカードに付きます。基本的にはタグが無ければCorpはRunnerにダメージを与えることはできません
Black Ops(非合法活動): 理不尽なレベルの仕返しを与えるカードに付きます。目をつけられないようにタグは定期的に外しましょう。死にます:-(
Runnerサイド
Runnerには35のサブタイプがありますICEブレイカー(Icebraker/Killer/Decoder/Fracter/AI)
Icebraker(ICEブレイカー): ICEを解除し通過する機能を持つものに付きます。プログラムの半分はICEブレイカーで、基本的にはクレジットを支払ってサブルーチンを解除するものを指しますKiller(殺し屋): Sentry(番人、護衛)を潰す目的のものに付きます
Decoder(解読器): Code Gate(暗証番号型セキュリティーロック)を突破する目的のものに付きます
Fracter(反射器): Barrier(防御壁、バリア)を跳ね返す目的のものに付きます
AI(人工知能): 汎用ICEブレイカーに付きます。専用プログラムに対してコストは重めで、使用制限が付くものがほとんどですが、未知の脅威には頼れる相棒となるでしょう
ICEブレイカーではないプログラム(Virus/Daemon)
Virus(ウイルス): ウイルスカウンターを使った効果を発揮するプログラムです。カウンターの増加はウイルスの増殖を意味しています。Corpは1ターン捨てればウイルスを駆除できることを覚えておきましょう!Daemon(デーモン/常駐プログラム): 他のプログラムをホストできるカードに付きます。なぜメモリーを節約できるのか分かりませんが、便利なので使いましょう。今ならクラウドとか言った方が意味は伝わるでしょうか?
機能を表すサブタイプ(Run/Job/Sabotage)
Run(ラン): サーバーへのランを実行し、ランの最中やランの成功時などに効果を加えるイベントに付きます。手札が1枚減った状態でランを発生することに注意してくださいJob(仕事): クレジットを得るカードに付きます。盗みは仕事でも、イカサマは仕事ではないようですね:-)
Sabotage(破壊工作): 嫌がらせをするカードに付きます。ほとんどはランの最中にICEを壊したり、ランに成功したらリソースを破壊したりするものです。ちなみにShaperはおとなしいハッカーなのでSabotageはありません
サイクルカードのサブタイプ(Priority/Double/Current/Stealth)
Priority(先制): 最初のクリックでしか使用できない制限が付いたイベントですDouble(ダブル): 追加コストとして1クリックを必要とするオペレーション/イベントに付きます。その代わりに効果は絶大です。4クリック目には使えません
Current(流行): アジェンダを取得するか他のCurrentがプレイされるまで継続して効果を発揮するオペレーション/イベントに付きます。アジェンダはプレイした側の得点では破棄されないので、相手のスコアエリアに置くと分かりやすいでしょう
Stealth(ステルス/極秘口座): 特殊なクレジットを意味し、ICEブレイカーなどを効率よく運用できます。その仕組みは極秘!