8/1(土) 新宿区にある角筈地域センター会議室Aにて行った、「コアセット限定初心者大会」について結果と共に振り返ってみたいと思います。対戦の一部は動画として公開する予定ですので、結果を見ずに動画を楽しみたい方は全ての動画を視聴した後にレポートをご覧ください
動画は第1回 コアセット限定大会の動画リストにあります。動画はカット編集せずに、実際のプレイ雰囲気を重視したものとなっていますのでご了承ください
夏真っ盛りの中、9名の方にチョットばかり遠い場所にお越しいただきありがとうございました m(_ _)m
主催の私が遅刻し、早く来た方を待たせてしまい申し訳なかったです(^^;
まずは大会の内容をおさらいすると「コアセット1箱を用いた限定構築大会」でした。とは言え、コアセットだけ持っているという方は少数で、拡張は持っているけどあまりプレイはしていないとか、和訳を全部はしていないからやっていないなどセットアップ上の問題で消化しきれていないという話を聞きました。ルールブックだけは読んだけど未プレイという初心者の方もいらっしゃいました
そんな理由で限定大会というと内容的に物足りないかなという心配は杞憂に終わり、「大会という形式でルールを(再)確認する良い機会になった」と感想をいただきました
さて試合の方はというと、参加者は8名(1名は途中交代) で3ラウンドとなりました。制限時間は40分と長めにとりましたが、思ったよりも時間切れは少なく、制限時間に押し出されるようにしたラストランで決着が付いていました。ある意味ネットランナーらしいですね
ラウンド2の様子
ランナーとコーポのID分布は次の通り。ランナーはGriminalが人気があって、コーポは3等分でした(Weylandなどなかった...w) (図の色はうまく対応してないので注意)
ランナーID分布
コーポID分布
実際の勝敗はというと、次の通り。ランナーは人気とは別にNoiseが活躍し、コーポはHBが硬い守りによって勝利数を稼いだようです
ランナー勝利分布
コーポ勝利分布
白熱の最終ラウンド
ラウンド3の途中、3人が8ポイントで並び誰が優勝するか分からない状態!最終的には同点による対戦相手のポイントにより、青木さん(Criminal/HB)の優勝となりました!!おめでとうございます(^-^)/
最終結果は次のようになりました(得点入力を間違えていたため、当日発表したものとは少し異なります)(尚、トウフさんは途中で代走の綾羽さんに交代しています)
優勝した青木さんのデッキリストは次の通り。動画でも見てとれるように、Criminalでありながらプログラムはピン積みであるために手札を落とせない構成で、とにかく無駄を減らしリスクをできるだけ回避したデッキとなっています
ランナーのデッキリスト:
Total Cards: (45)
Identity:
1x Gabriel Santiago: Consummate Professional (Core)
Event: (21)
2x Account Siphon (Core)
1x Deja Vu (Core) ■■
3x Easy Mark (Core)
3x Forged Activation Orders (Core)
3x Infiltration (Core)
3x Inside Job (Core)
3x Special Order (Core)
3x Sure Gamble (Core)
Hardware: (6)
1x Akamatsu Mem Chip (Core) ■
3x Cyberfeeder (Core) ■ ■ ■
1x Desperado (Core)
1x Lemuria Codecracker (Core)
Program: (9)
1x Corroder (Core) ■■
2x Crypsis (Core)
1x Datasucker (Core) ■
1x Femme Fatale (Core)
1x Gordian Blade (Core) ■■■
1x Medium (Core) ■■■
1x Ninja (Core)
1x Sneakdoor Beta (Core)
Resource: (9)
3x Armitage Codebusting (Core)
2x Bank Job (Core)
2x Crash Space (Core)
2x Decoy (Core)
コーポはICEが多め、クレジット多めながらも、しっかりとJintekiのトラップを入れていて、HBの最初のクリックでランすれば通過できるといった弱点をうまく克服している印象です
コーポのデッキリスト:
Total Cards: (49)
Identity:
1x Haas-Bioroid: Engineering the Future (Core)
Agenda: (9)
3x Accelerated Beta Test (Core)
3x Priority Requisition (Core)
3x Private Security Force (Core)
Asset: (11)
3x Adonis Campaign (Core)
2x Aggressive Secretary (Core)
2x Melange Mining Corp (Core)
2x PAD Campaign (Core)
2x Snare! (Core) ■■ ■■
ICE: (18)
1x Archer (Core) ■■
3x Enigma (Core)
2x Heimdall 1.0 (Core)
2x Ichi 1.0 (Core)
1x Neural Katana (Core) ■■
2x Rototurret (Core)
2x Tollbooth (Core) ■■ ■■
2x Viktor 1.0 (Core)
3x Wall of Static (Core)
Operation: (7)
1x Archived Memories (Core)
3x Biotic Labor (Core)
3x Hedge Fund (Core)
Upgrade: (4)
1x Corporate Troubleshooter (Core)
2x Experiential Data (Core)
1x Red Herrings (Core) ■■
総評として、私も初心者なのであまり多くは語れませんが感じた事をまとめたいと思います
まず、やはり経験の差が結構明確に出ているように思えました。ネットランナーだけでなく、ボードゲームをしている方はゲームへの見方が違うようで、駆け引きのポイントを理解していてリスクもちゃんと読んでいる為に勝敗を分けていたように思えます。ネットランナーは相手に毎ターン干渉できるゲームではなく、短期的に目標を見失いづらいと思います。1ターン後、2ターン後を見てすべき事を計画するというのは、ボードゲームなら当たり前かも知れませんが、MTGのような争点が絞られたゲームとは異なり、複数の攻撃対象や方法がある中で的確に選択するのはやはり難しいでしょう。場数をこなせばICEの突破などの基本シーケンスを素早く行い駆け引きに集中できるので、そういう点でも経験による差があると思いました
次にファクション(陣営)ごとの特徴、つまりカードの知識といった部分は全体的にプレイに生かせていないかったように思います。ネットランナーは水平展開しているゲームで、単純な能力によるカードの置き換えが殆どありません。なので、ルールの複雑さとは別にカード全体の知識が必要で、特に自身のデッキの内容をまず把握しておかなければなりません。大抵のカードゲームは今あるハンドをどうするか考えるのですが、ネットランナーはデッキで戦うゲームで、ハンドは如何に現況のニーズに合っているか?という判断材料でしかありません。今必要ないICEブレイカーをプレイしたり、準備が足りないランをしたり、もしくはその逆で全部揃うまで動かないとならず、場に適応した進め方ができたかどうかが勝敗を分けていると思いました
その他、細かいプレイに関しては動画の解説でやっていこうと思います
最後に、皆さん楽しそうにプレイされていて良かったなというのが一番の感想です。私はネットランナー初めて数回とかで「なにすりゃいんだよー、ICEガチガチ過ぎて絶対突破できねーじゃん」「CI手札ガード、Biotic Labor + SEA Source + Scorched Earth x 3 食らって、◯ソゲーじゃねぇか!」とか2回ぐらいドロップアウトした経験があるので、そういう分からないときのワカラン殺しだけではなく、色んなフラストレーションが溜まる状況を回避して楽しめるようにお手伝いが出来ればと思います(^^;
0 件のコメント:
コメントを投稿