2017年3月24日金曜日

ネットランナー・インフォメーションセンター

お久しぶりです(^^)

最近、人気急上昇中のネットランナー(Android: Netrunner The Card Game)に関する情報をまとめました。これからネットランナーを始めるという方や、どっぷり浸かりたい方、どちらにも役に立てれば幸いです。

ゲーム・ルール


はじめに

まず初心者の方に向けた話ですが、ネットランナーに付属するルールブックは「(原著の段階で)情報のレイアウトの悪さから難読である」とよく言われます。なので、周囲の経験者やプロインストラクターの方からインストしてもらう方が、ルールブックと格闘するより効率的だと思います。

公式ルール・FAQ

公式ルールは2014年12月に一度ホストルール関係で改定されてから変更はありません。日本語版に付属するルールブックは最新の内容を反映しています。

Core Rulebook のダウンロード

基本ルール以外にカードのエラッタや細かいルールの裁定に関しては Android: Netrunner FAQ として公開されています。

FAQ のダウンロード

最新版には対応できていませんが、日本語に翻訳したものを コチラ で配布しています。

大会のレギュレーションが Android: Netrunner Tournament Regulations として公開されています。

Tournament Regulations のダウンロード

このレギュレーションの中でプレイヤーに関係するのは、制限カードリスト(NAPD Most Wanted List)です。強力なカードの一部が影響値の擬似的な追加という形で入れづらくなっています。以下はNAPD Most Wanted List(略称MWL)の和訳です。

NAPD Most Wanted Listは追加の構築制限です。プレイヤーは全てのFantasy Flight GamesのトーナメントにおいてMWLに準拠しなければなりません。

IDカードに印刷されている影響値上限は1より低くなることはありません。
以下のリストにあるカードを1枚入れる毎にIDの影響値上限を1つ減らします。
カードの陣営(ファクション)がIDの陣営と一致していてもIDの影響値上限は減ります。
陣営外のカードの元の影響値はIDの影響値上限に対して本来通り変わらずに数えます。


分かりづらい書き方ですが、要はこのリストにあるカードは陣営関係なく影響値を1つ使うと考えて構いません。(The ProfessorというIDは影響値上限が1なので、それを配慮した記述となっています)

カード枚数の少ない日本語版のみの環境で、この制限リストを導入するかは大会次第ですが、普通にプレイする際には煩雑なので気にしなくても良いと私は思います。

英語版でやっているグループの多くは普段からMWLありの構築をしていて、大会を開催する際は殆どがMWLを採用していますのでご注意ください。

大会でのフロアルールは Android: Netrunner Floor Rules として公開されていますが基本的にはジャッジの裁定に関しての情報なのでプレイヤーはあまり気にしなくて大丈夫です。

非公式FAQ

新しいデータパックのカードなどで公式のFAQが出る前にFFGに問い合わせて得られた回答をまとめているサイトがあります。

The ANCUR Unofficial FAQ

公式の裁定が最優先ですが、普段のプレイや大会を主催する際はUFAQを採用することになると思います。裁定に関してはTwitterなどで質問してもらえれば(出来る限り調べて)随時回答しますし、UFAQなど全部チェックする必要はないと思います。(そして、間違えてプレイしていても問題はありません、楽しくプレイする方が重要なので(^-^))

後述しますが、私がネットランナーのルールに関する情報を収集する際に見るのは、Reddit(Netrunner)NetunnerDBUFAQStimhack(forum) の4サイトです。(BBGは信頼性がなくて、もう見ていません)

大会


公式大会

日本にいるとあまり関係ないかも知れませんが簡単に説明します。

公式大会は4つに分かれています。

  1. Organized Play Kit(大会賞品のセット)を使用した普段の店舗トーナメント
  2. リージョナル・チャンピオンシップ(地区選手権)のシード権をかけたストア・チャンピオンシップ(店舗選手権)
  3. ワールド・チャンピオンシップ(世界選手権)のシード権をかけたリージョナル・チャンピオンシップ
  4. 年に1度行われるワールド・チャンピオンシップ・トーナメント

世界大会となるWorld Championship Tournamentに優勝すると、(1) カードのデザイン権、(2) 優勝デッキのリリース、(3) 世界に一枚しかないプレイマットなどのサプライ、を得ることができますが、残念ながら賞金はありません。

大会が開かれるとFFG社よりプロモカードなどの配布が行われます。日本ではプロモカードをeBayで購入するぐらいしか今のところ関係ないですね。

ローカルな大会とグループ

日本では公式大会はないので、基本的に個人開催の大会となります。以下では過去の実績を含めて載せますが、今後の大会の開催については個別にお問い合わせください。またここには載っていない大会やグループなどありましたらお知らせください。

東京

柏木シティーグリッド (大会)
場所: 新宿・大久保
活動: 〜2015年12月まで
コメント: みらこー氏主催の由緒ある月1開催のトーナメント。コアセット発表時からとのことで国内最長開催の大会。大会プロモも出ていた、理想的な国内大会。大会の模様はこちら

アンガスシティーグリッド (大会)
場所: 新宿・大久保
活動: 2016年4月〜2016年11月まで
コメント: 柏木シティグリッドの中断を受けて、ネットランナー復帰組のアンガス氏の主催による月1トーナメント大会。諸事情により中断中。

柏木ミーティング (仮称) (グループ)
場所: 新宿・大久保
活動: 〜2016年11月まで(何回かの中断を含む)
コメント: 月1、2度程度金曜日に集まってネットランナーをするグループ。柏木シティーグリッド常連による、わからん殺しとネタデッキの集い。

アヤバネシティーグリッド (大会)
場所: 新宿・大久保
活動: 2017年3月〜
コメント: ネットランナー界のプロフェッサーこと綾羽氏の主催による月1トーナメント大会(予定)。

ロロステ大会
場所: 千代田区・秋葉原
活動: 2016年3月〜 2016年10月(中断)
コメント: 日本語版オンリーの店舗主催の大会。アークライト(FFG代理店)の直営店による、公式の大会賞品などもあって賑わっていました。諸事情により中断中。

大手町シティーグリッド (Netrunner Tokyo) (グループ)
場所: 千代田区・大手町
活動: 2014年4月〜
コメント: Simon氏主催の週1の集会。様々な国のメンバーが集まりネットランナーや色んなゲームで遊んでいます。

神奈川

Camp Zama Pubrunner (大会)
活動: 2015年〜
場所: 座間市
コメント: 不定期に行われるネットランナーの大会。場所はキャンプ座間という米軍基地で入場にはパスポートが必要ですが、日本にはない雰囲気のパブで広々と対戦ができます。円が使えるし、そこら辺の人は日本語話せるのでお気軽に!?

千葉

09シティーグリッド (グループ)
場所: 柏市・柏
活動: 2017年3月〜
コメント: ミニチュアゲームからネットランナー界に参戦のダイスケ氏主催の集会。Mr. Fieldというミニチュアゲーム専門店の広い卓で目一杯プレイマットを広げてプレイできます。

大阪

Village Games (グループ)
場所: 池田市
コメント: X-Wing勢がネットランナーをプレイされているようです。

Kansai Netrunner (大会・グループ)
場所: 大阪市
活動: 2014年11月〜
コメント: イラストレーターのA.C. Galaga氏主催のコミュニティ。イエローサブマリンでの初心者向けコアセットの大会や、キューブドラフトなどを開催。

ボードゲームショップDDT
場所: 大阪市
活動: 2016年8月〜
コメント: 定期的にネットランナーの体験会を開催されているお店です。常連の日本チャンプの方が対戦してくれるとのこと(^^)

オンライン

金曜Jinteki.net会 (グループ)
場所: jinteki.net
活動: 2017年3月〜
コメント: 金曜21:00から行われるjinteki.netでの対戦会。色んな地域の人が集まってやっています。

データパック


ネットランナーはLCG(Living Card Game)というシステムで、月に1回の間隔で拡張パック(ネットランナーではData Pack/データパックと呼ばれる)をリリースするシステムとなっています。

日本語版の状況と英語版の状況はかなり異なりますので、個別にページを設けました。

日本語版ネットランナー購入ガイド2017
英語版ネットランナー購入ガイド2017

サプライ


公式なサプライは次の2つの商品です

  1. アートスリーブ全6種 (リンク)
  2. プレイマット全4種+二人用プレイマット(リンク)
この他、プレイマットは大会の上位賞品として様々な絵柄のものが配布されていますが、eBayなどで入手が可能です。

非公式なサプライとしてメジャーなのがアクリルトークンです。
  • Team Covenant : Data Tokens (リンク)
  • Broken Eggs : Cyber Punk Tokens (リンク)
  • PennyGems Tokens (リンク)
  • Etsy : 個人のハンドメイドによるトークン (リンク)
など探すと色々出ています。

その他


オンライン対戦

jinteki.netという有志が開発してフリーで公開されているオンライン対戦サービスがあります。

全自動というほどシステムは実装されていませんが、普通にプレイするのに問題がないレベルまでカードルールが実装されています。

動画

ネットランナーの対戦動画は様々ありますが、その中でもオススメを紹介します。
  1. Metropole Grid (Youtube) - 大会動画とjinteki.netの対戦動画
  2. PeachHack (Youtube) - US最大手の大会のストリーム配信と動画
  3. Team Covenant: NetrunnerLCG (Youtube) - 世界大会の解説付き実況動画など
  4. beyoken channel (Youtube) - 解説付きjinteki.net対戦動画。最新の環境での実践的なプレイを知るのに最良
この他、最近ではTwitchで大会をストリーム配信することも多いので検索してみてください。(例えばvttvliveなど)

Androidユニバース

NetrunnerはMTGのデザイナーであるリチャード・ガーフィールド作のカードゲームですが、Android: Netrunnerは元祖NetrunnerにAndroidというSFフレバーで再構成されたものです。

Androidのフレバーを持つボードゲームは複数リリースされています

最近では小説設定資料集などがリリースされ、ゲームの背景を知る事ができるようになりました。

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