2015年4月28日火曜日

Android: Netrunner SanSanサイクル 先取り解説 (注: ネタバレ)

SanSanサイクルもThe Valley、Breaker Bayと2つリリースされました。残り4つのデータパック、そして次の大拡張はどうなるのか?今見えているカードから想像を入れつつコメントしたいと思います(^0^)/

(以下はネタバレ(Spoiler)を激しく含むので、開封を楽しみにする方は見ないように!)


世界観について


私もあまり詳しくはないのですが、 Netrunnerの世界はThe Beanstalk(New Angelsという都市にある宇宙エレベーター)の周りの話でした(参照)。赤道直下のエクアドルの領地をアメリカが購入し宇宙エレベーターを建設したという設定です。

SanSanサイクルではデザイナーが語っているように、サンフランシスコ〜サンディエゴにあるアメリカの西側都市を元にしているそうです(故にSanSanというワケ)。

Breaker Bayに収録のTyson Observatory(タイソン天文台)のフレバーテキスト

"There are whole generations of people who never move out of a megalopolis. You should see the look on their face the first time they see the stars. - Professor Darren Fin, Astronomy"
(何世代と大都市を出なかった人たちがいる。彼らが初めて星を見たときの顔を見てみるといい - Darren Fin 博士(宇宙論))

ロサンゼルスのグリフィス天文台は観光名所として有名ですが、こうした実在する名所などを取り入れているようですね。


Genetics



Geneticsは"The first time you ...." (あなたが初めて .... したとき)という発動タイミング効果を持つカードサイクルです。生まれ持った人工的な能力というフレバーですね。

Adjusted Chronotypeは揃うと半端ではない能力ではあるものの、直接ゲームを動かす能力に欠けるのがネックでしょうか。今後の相方次第ではトップカードになりそう。

Cybernetic



Cyberneticは"When you install X, suffer Y (meat/brain) damage."(あなたがこのカードをインストールしたとき、(meat/brain)ダメージを受ける)という、インストールコストにダメージが付くが強力な効果を持つカードサイクルです。肉体の損傷と引き換えに近代装備を得るというフレバーですね。

コーポにあるillicit(不法行為)と同じ雰囲気ですが、クレジット消費の代わりに手札で支払うカードといった方が正しいでしょう。ダメージ軽減カードを見直すときが来た?

使い捨てCloud



Spikeが登場したときは「ようやくCloudにFracterが来たか...」ぐらいでしたが、実は違うようです。CriminalのCloud型使い捨てIcebreakerサイクルで、今まではIcebreakerを取捨選択して置いたところですが、これらは並べれば並べるほど安全になるという設計です。Faerieと合わせてどうぞ。(ちなみにリンク1を持つIDはIainと...Andromedaです)

Spike(くぎ)、Shiv(ジャックナイフ)、Crowbar(バール)という意味です(後は想像にお任せします)

HB



HBに手札上限破壊というメカニズムが確立したようです。Cybernetics Divisionは手札上限を1つ減らし、Defective Brainchipsはブレインダメージを加速し、Self-Destruct Chipsは更に手札上限を1つ減らします。ノーモアHB製品!(笑

JANUS 1.0での即死が増える...のでしょうか?自分も手札上限が減るのは流石に弱い気が...

NBN



NBNはアジェンダ公開メカニズムが確立したようです。Haarpsichord Studiosはアジェンダを連続で取らせず、Award BaitやExplode-A-Paloozaはsensie(センセーショナル)としてスチール時に公開しコーポに有利になるような効果を持ちます。Award Baitを取らせて3点アジェンダをスコアするとか、オーバーアドバンスさせる...と見せかけてAward Baitをスコアするといった疑心暗鬼な駆け引きが増えるのでしょうか?(笑

始祖系ICE



偉大な功績を残し、その分野の始祖となった人物の名前を持つICEのサイクルがBreaker Bayに登場しました。Turing(アラン チューリング)は人工知能の父、Gutenberg(ヨハネス グーテンベルグ)は活版印刷技術の発明者、Crick(フランシス クリック)はDNA二重螺旋構造の発見者ですね。

機能としては"X has +3 strength while protecting Y server."(Yサーバーにインストールされているとき、Xは+3ストレングス)という、特定のサーバー(分野)で強化される仕組みになっています。全部1枚ずつ入れたい!

あ、ちなみにWeylandのコレ↓


Meru MatiはThe Beanstalkの設計の始祖という設定で、実在しない人物なのでWikipediaで調べないように(笑

フレバーテキストが面白いカード



Trope(転じること)

"Did you ever notice how everything goes in cycles? The stuff that's cool now was cool before. That's why I keep copies of everything! - Princess Space Kitten"
(全ては繰り返されるって知っていたか?今流行っているものは、過去に流行ったものなんだ。だからオレは全てのコピーを保存しているのさ! 宇宙ネコの王子様)

Hollywoodにケンカを売ってるようなフレバーですが、MaxXに入れてもよし、クレジット源を戻しても良しで使い勝手は良さそう。Virusでないのも高ポイントで、デッキを引き切る高速デッキが流行るかも知れません(おっと、過去にも流行っていたっけ?笑)

Little Engine(機関車◯ーマス)

"A sysop is not just a cog in the corporate machine. They have dreams-and nightmares- just like rest of us. - Kate "Mac" McCaffrey"
(シスオペだって単なる企業の歯車じゃないよ。彼らだって私たちと同じように夢、ときには悪夢だってみるの。ケイト)

「めっちゃ強いICEを開発しました!」(脆弱性があるけどな!)

Grappling Hookなんぞ当てられた日には、担当シスオペは企業の歯車として解雇されるんでしょうね(笑

大拡張の噂


NBNであることは決まっているらしく、ID3種のネタバレが確認されています。両面IDが再び登場するらしいのですが、Jinteki Biotechとは異なる仕様のようです。

問題はランナーサイドがどうなるのか?ということ。噂では、NBN vs Shaperとなって、以後HB vs Criminal、Jinteki vs Anarch、WC vs Shaper...と1つずつずらした組み合わせが出るという話が優勢でしょうか。

第4の勢力で 「AIの暴走」とか期待しちゃうんですがねー

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